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タイトル画像:クレマチス

クレマチスのプロフィール

 

クレマチスコレクション

原種系
園芸種 一重の品種
八重の品種

 *クレマチスのプロフィール
 クレマティス(Clematis)は、キンポウゲ科クレマチス属(センニンソウ属)のつる性の多年性の植物で、世界に約250種分布しています。

 クレマティスの名前は、ギリシャ語の「Klema(ブドウの蔓)」からきたと言われています。
一般にクレマティスの和名は「鉄線(テッセン)」だと思う方もいますが、テッセン(C.florida)はクレマティスの一種です。

 また、カザグルマ(C.patens)も同じ誤解をされ、またテッセンとも混同されることがありますが、やはりクレマティスの一種で、花弁がテッセンは6枚、カザグルマは8枚ということで区別できます。

 クレマティスの園芸種は、250種も原種のある中でテッセンとカザグルマがその交配親としているものが多く、混同されるのも無理はないでしょう。
我が国での栽培は、桃山時代には行われていたという記録があります。

 特に、江戸時代にはカザグルマの園芸品種が幾つも作られていました。

 一方、ヨーロッパではもともと、クレマティス属の植物は、森の中などで見られ、「休息と安らぎ」の象徴とされていましたが、花色が薄く園芸家の間ではあまり好まれませんでした。

 しかし、種間交雑を行ったのは19世紀のイギリスのフォーチューンで、テッセン、カザグルマなどから今日見られるような多くの変化に富んだ園芸品種が初めて作り出されました。

 ドイツの植物学者シーボルトも19世紀に我が国のカザグルマを初めてヨーロッパに紹介し、クレマティスブームが起こったほどです。

 そして、現在でもクレマティスの園芸品種は我が国とイギリスで作られたものがほとんどで、その品種数は約120〜130といわれています。

 クレマティスは、花の咲き方から、主に下記の表のようなグループに分けられます。(クレマティスは花弁にみえるのは正式にはがく片のことですが以下は「花弁」としました。)


原種系 パテンス系 カザグルマの仲間。大型の一輪咲きで花弁が8枚の花。
モンタナ系 小型で数輪咲き。壁面を覆いつくすほど花が着く。
ウィティケラ系 中型で花弁が4枚の花。
ジャックマニー系 ウィティケラを親とした雑種。
インテグリフォリア系 小型(花の大きさが3cm以下)で花弁が4枚の釣鐘型の下向きに咲く花。
テキセンシス系 クロバナハンショウヅルの仲間。下向きに咲く花。
フロリダ系 テッセンの仲間。中型で花弁が6枚の花。
ラヌギノサ系 大型で花弁が6枚の花。
アルピナ系及びマクロペタラ系 ミヤマハンショウズヅルに近い仲間。下向きに咲く花。
その他  
園芸品種 パテンス系やラヌギノーサ系の交配で育成。

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