プリムラ属(Primula) |
プリムラのプロフィール プリムラコレクション
各写真をクリックすると大きな写真をご覧になれます。 |
プリムラのプロフィール |
プリムラコレクション |
P.auricula | P.denticulata | P.elatior |
P.florindae | P.hirsuta | P.japonica |
P.×polyantha | P.sieboldii | P.veris |
P.vialii | P.vulgaris |
1 P.auricula(アウリクラ) |
アウリクラというのは、「小さな耳」という意味です。この種は、花が濃黄色で中心の花喉部(かこうぶ)に白い粉が円環状に付き、葉が多肉質で白い粉で覆われるのが特徴です。
開花期は春で、原種は草丈が10〜25cmです。原産はアルプス、東欧のカルパティア山脈、イタリアのアペニン山脈です。
園芸種は「オーリキュラ」と呼ばれていて、花色は原種と同じ黄はもちろんのこと、紫、茶、赤、ピンク、白の他、他の花には珍しい灰、緑までもあります。 これに模様が、黄または白色の目、蛇の目、縦縞、覆輪、ぼかしが入るもの、花弁が八重になったり、波状になったり、その上に白い粉が覆っていたりと、 その多様さはつきることがありません。イギリスでは18世紀にオーリキュラの流行の全盛期を迎え、今も愛好会があるほどです。 オーリキュラは、花の形に整形美を求めて改良された結果、18世紀にはすでに完成の域に達していました。完成というのは、花が完璧に整った円の形つまり、 「円環形」をしているのです。まるで貴婦人のような高貴な魅力を持った花です。 |
|
← 私の花ともだちのトップへ ↑ プリムラコレクションの先頭へ戻る ↑ ページの先頭へ戻る
2 P.denticulata(デンティクラタ) |
|
← 私の花ともだちのトップへ ↑ プリムラコレクションの先頭へ戻る ↑ ページの先頭へ戻る
3 P.elatior (エラチオル) |
英名は「oxlip」で、P.veris の「cowslip」とともにヨーロッパでは人々の身近にある馴染み深いプリムラです。原産は、ヨーロッパのアルプス、ピレネー地域、
イギリスの一部、コーカサスからイランまでです。花色は、写真は淡黄色ですが一般的にはより濃い黄色です。開花期は春から初夏で、草丈は10〜30cmです。
本種は、P.×polyanthaの親の1種になっています。
|
4 P.florindae (フロリンダエ) |
本種の特徴は、ご覧のとおり花が下向きに咲くことです。これはひっきりなしに降る雨から雌しべ・雄しべを守るためです。開花期は夏で50ぐらいも着花します。
草丈は60〜150cmとプリムラの中では大型です。「フロリンダエ」という種名は、20世紀のイギリスのプラントハンターのウォード(F.K.Ward)の妻の名にちなんでつけられました。
原産は、チベット南西部で、湿地向きの種です。ナツメグの香りが印象的です。
|
5 P.hirsuta(ヒルスタ) |
花は、淡紫色から濃紫赤色で中央が白くなります。アルプス中央部及びフランスとスペインの国境沿いのピレネー山脈が原産です。開花は春で、草丈は7〜15cmです。
濃いピンク色がとても鮮やかなプリムラです。
|
6 P.japonica(ヤポニカ) クリンソウ |
日本の固有種で、北海道・本州・四国地方の山地の渓流などに自生しています。「クリンソウ」は花が段状に輪生して咲き、寺院の塔の上につける「九輪」に似ているために付けられたとのことです。
「サクラソウ」の方が、日本の花と思われがちですが、クリンソウは日本だけで自生していますので、種名に japonica がつけられています。
花色は、紫赤、濃ピンク、ピンク、白色と多彩で、園芸品種には蛇の目模様が入ったり、八重のものがあります。開花期は初夏で、原種の草丈は40〜80cmです。 |
← 私の花ともだちのトップへ ↑ プリムラコレクションの先頭へ戻る ↑ ページの先頭へ戻る
7 P.×polyantha(ポリアンタ) |
|
← 私の花ともだちのトップへ ↑ プリムラコレクションの先頭へ戻る ↑ ページの先頭へ戻る
8 P.sieboldii 'Cloth of Mist' |
サクラソウは、ニホンサクラソウという別名があるほど日本の花というイメージが強いですが、日本だけではなく、朝鮮半島、中国東北部にも自生している種です。
5裂する花形が桜に似ていることから桜草(サクラソウ)と名付けられたとのことです。「シーボルディー」という学名は、想像がつくと思いますが、シーボルトにちなんでつけられました。
開花期は初夏で、原種の草丈は約30cmです。日本では、古来から多くの園芸品種が作られ、花色はピンク、白、紫があり、模様は絞りなどがあり、 また花弁の形はフリンジや切れ込みの多いものなどがあり、実に多彩で、現在約300品種もあります。 |
9 P.veris(ウェリス) |
英名は、「cowslip」で、P.elatior の「oxlip」とともにヨーロッパでは人々の身近にある馴染み深いプリムラです。原産は、ヨーロッパ及び西アジアです。
花は黄色で花弁の基部がオレンジ色になります。 開花期は晩春から初夏で、草丈は6〜30cmです。
|
10 P.vialii(ヴィアリー) |
プリムラとは思えないユニークな穂状の花序の種です。小さな花が無数に着き、蕾が赤色なので赤い花が咲いているように見えます。
しかし、下から順に開花してくると次第にピンク色の「穂」になり、更に進むと青色または紫色になります。開花期は夏で、草丈は30〜40cmです。
種名は、この種を発見したプラントハンターのドゥラヴェの友人のヴィアル(Der vial)にちなんで付けられました。原産は、中国南西部です。 |
← 私の花ともだちのトップへ ↑ プリムラコレクションの先頭へ戻る ↑ ページの先頭へ戻る
11 P.vulgaris(ウルガリス) |
|
← 私の花ともだちのトップへ ↑ プリムラコレクションの先頭へ戻る ↑ ページの先頭へ戻る