エノキタケ |
Flammulina velutipes (Curt. : Fr.) Sing.
(キシメジ科 エノキタケ属)
晩秋から春にかけて、特に雨の降ったあとなどに各種の広葉樹の枯れ木や切り株上、またはその周辺の地上に群生する。
エノキタケというと市販の真っ白な細長いきのこを思いうかべる人が多いが、実際のエノキタケは店頭に並ぶものとは似ても似つかない。
雨の降ったあとに庭の枯れ木に気持ちの悪いきのこが発生していたが何というきのこでしょうかとたずねる人に、これはエノキタケですよと答えてもたいていは本気にされない。
そしてついには「あの人は、きのこの事は何も知らない」という評価さえ頂戴してしまったりする。
[特 徴] 傘は初め球形で後には平らに開く。色は黄褐色から茶褐色で表面にはぬめりがある。ひだは初め白色から淡クリーム色で後には淡褐色になり、 並び方はやや疎で柄に上生する。柄は黄褐色から黒褐色でビロード状の短毛におおわれる。きのこ全体に鉄サビの様なにおいがある。 |
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