シモフリヌメリガサ

シモフリヌメリガサ

Hygrophorus hypothejus (Fr. : Fr.) Fr.

(ヌメリガサ科 ヌメリガサ属)

 晩秋から初冬にかけてアカマツやツガなどの針葉樹林内地上に群生する。きのこのシーズンなどすでに終わってしまったと思えるような時期にこのきのこに出会うと何だか得をしたような気分になる。 シモフリヌメリガサの小型品種であるフユヤマタケは冬にマツ林で見られる。両方とも食用になり、寒い時期に発生する事から「カンタケ」という地方名で呼ばれる事もある。

[特 徴]
 傘は初めまんじゅう形で後にはほとんど平らに開く。色はオリーブ色や暗オリーブ色で表面は初めのうち厚い粘膜でおおわれる。ひだは淡黄色で並び方は疎。 柄に垂生する。柄は上部に粘膜状の不完全なつばをもち、それより下にはかさと同様に厚い粘膜でおおわれる。つばより下の柄は傘より淡色のオリーブ色や淡黄色。 きのこが古くなると傘や柄は橙黄色をおびるようになる。



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