シロハツ

シロハツ

Russula delica Fr.

(ベニタケ科 ベニタケ属)

 夏から秋にかけてマツ類やモミ類などの林内の地上に発生する。きのこ自体はかたくしまっていて食用になるといわれている。 しかし、肉はボソボソしていて口あたりは悪い。ロシアではこのきのこでピクルスを作る。似た仲間にシイ、カシ、コナラなどの広葉樹の林内に発生するシロハツモドキがあり、 有毒である。シロハツモドキのヒダは並び方がきわめて密である。

[特 徴]
 傘は初め中央部がくぼんだまんじゅう形で後にはじょうご形に開く。色は白色で、古くなると黄土色になることもある。ひだは白色で並び方はやや密。 柄に直生からやや垂生する。ひだのつけ根は淡青色になる。柄は白色で太く短い。



きのこの種類]  [色・形による検索]  [科・属による検索]  [アイウエオ順INDEX