ヒョウモンクロシメジ

ヒョウモンクロシメジ

Tricholoma pardinum Quél.

(キシメジ科 キシメジ属)

 秋にブナ科の広葉樹林に発生する。約10年ほど前から日本での発生が報告されている毒きのこである。ヨーロッパやアメリカでも発生する有名な毒きのこで、 Tiger Tricholomaと呼ばれている。日本ではこれまでに新潟県、山梨県などで中毒例が知られている。中毒症状は嘔吐、下痢などで、 ごく少量食べただけでも症状がでる。

[特 徴]
 傘は初め半球形で後には開いてまんじゅう形から平らになる。表面の色は灰白色で銀ねずみ色の鱗片におおわれる。ひだは柄に上生からやや湾生し、 並び方は密で色は白色。柄は白色で表面には銀ねずみ色のささくれがある。



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