ツチナメコ

ツチナメコ

Agrocybe erebia (Fr.) Kühn.

(オキナタケ科 フミヅキタケ属)

 夏から秋にかけて庭先や道端各種の林内地上に群生する。分布はほぼ世界的で、過日、パキスタンのヒマラヤ山中でもこれに似たきのこを採集した事がある。 ツチナメコという名称からナメコの仲間と思われるかもしれないが、ナメコはモエギタケ科のきのこであり、この両者はそれほど類縁関係は近くはない。 和名(日本の呼び名)は、きのこ同志の類縁関係を必ずしも正確に反映していない。

[特 徴]
 傘は始めまんじゅう形でのちには平らに開く。色は暗灰褐色で湿っている時にはややぬめりがある。ひだは柄に直生から垂生し、並び方はやや疎。 初め淡褐色でのちに暗褐色となる。柄は上半分がほぼ白色、下半分が暗褐色で白色のつばをもつ。このつばは上下に動かせる場合が多い。



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