ハナガサタケ |
Pholiota flammans (Fr.) Kummer
(モエギタケ科 スギタケ属)
夏から秋にかけてオオシラビソ、シラビソ、ウラジロモミなど亜高山帯の針葉樹の枯れ木上に群生する。姿、形はそれほど大きくないが派手で目立つきのこである。
現在までに発生が確認されているのは北半球では温帯より北の地域であり、南半球ではオーストラリア大陸である。どちらかというと冷しい気候を好むきのこらしい。
[特 徴] 傘は初め丸山形からまんじゅう形で後には平らに開き、色は鮮黄色から橙黄色で美しい。表面はささくれでおおわれ、ぬめりはほとんどないかまったくない。 ひだは柄に直生から上生し並び方は密。初めは傘とほぼ同色で後にはさび褐色となる。柄は傘とほぼ同色で表面はささくれに密におおわれる。 上部には糸状の不完全なつばをもつ場合もある。傘及び柄のささくれはきのこの生長とともに脱落する場合もある。肉にはやや苦味がある。 |
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