マダラフウセンタケ

マダラフウセンタケ(新称)

Cortinarius scaurus (Fr.: Fr.) Fr. var. scaurus

(フウセンタケ科 フウセンタケ属)

 フウセンタケ属のきのこは種類も多く、お互いによく似た外見をもつので、正確に種を同定することが難しいことが多い。日本のフウセンタケの仲間も同定に手こずる場合が多く、 この種類もヨーロッパの種類と同じという結論を得るまでに約10年かかった。日本産のこのきのこの詳細は、日本菌学会の会報Mycoscience 42巻に掲載されている。


[特 徴]
 傘は初め半球形で後には開いてまんじゅう形から平らになる。表面の色は汚ウグイス色から灰緑色で紫褐色の斑点模様がある。ひだは柄に上生し、 並び方は密で初め灰緑色、後には茶褐色になる。柄は傘とほぼ同色で、中ほどにはくもの巣膜のなごりが糸状に着き、根元はこん棒状にふくらむ。



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