ヒトヨタケ |
Coprinus atramentarius (Bull. : Fr.) Fr.
(ヒトヨタケ科 ヒトヨタケ属)
春から秋にかけて庭先や畑などに群生する。一晩できのこが黒く溶けてしまうので一夜茸の名がつけられた。アルコール飲料を飲む前に食べると中毒する。
このきのこに含まれるコプリンという物質がアルデヒド脱水酵素の動きを阻害し、アルコール分解がうまくいかずに、血液中にアセトアルデヒトが蓄積されるのが原因である。
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[特 徴] 傘は初め卵形で後にはすげ笠状に開く。色は灰色から灰褐色で中央部分には褐色の鱗片を付け、周辺には状線がある。ひだの並び方は密で初めは白色。 きのこの成熟につれて黒色となり傘の周辺部分から液化してしたたり落ちる。柄は上半分はほぼ白色、下半分は淡褐色を帯びる場合もある。 中ほどより下に不完全なつばをもつ。ヒトヨタケの仲間はいずれも短命なきのこである。 |
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