ミヤマベニイグチ

ミヤマベニイグチ

Boletellus obscurecoccineus (v. Höhn.) Sing.

(オニイグチ科 キクバナイグチ属)

 夏から秋にかけてシイ、カシ林やブナ科の樹木の混ざったアカマツ林の林内地上に発生する。美しいきのこのひとつで、発生は比較的まれと言われている。 しかし分布は広く、日本、中国、ニューギニア、アフリカなどから報告されている。

[特 徴]
 傘は初めまんじゅう形で後にほぼ平らに開く。色はピンク色から紫紅色まで変化に富み美しい。表面にはごく細かいささくれをもち、傘が開いてくると細かいひび割れができる。 管孔は柄のまわりで深くくぼみ込み、初め鮮黄色で後にオリーブ色をおびる。柄は淡赤紫色で上半分には細かいうろこ状のささくれがつく。根もとは、 より淡色でほとんど白色の場合もある。



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