オオニガナはニガナの名前がついているが、ニガナ属(Ixeris)の植物ではない。どちらかといえば全体の感じはアキノノゲシ(Lactuca indica var. laciniata)に似ている。
奥地のため池の脇や放棄水田などの湿地に清楚に生えるが、1mにもなる大型で派手な花をつける。これは里山では近年めっきり減少し、絶滅危惧種となっている。
里山を歩いていてこの花を見つけるとほっとする。きっときれいだから誰かが摘んでしまったのであろうか。いや、こんな植物が育つ土手がなくなってしまったのであろう。
草刈り機で刈るときには気をつけて残しておきたい。除草剤なんてもってのほかである。
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アキノノゲシ
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