ハ ス |
蓮田 赤花のハス |
レンコン |
|
(ハス科、Nelumbo nucifera) |
※各写真をクリックすると大きな画像をご覧になれます
インド原産であろうが、仏教の伝来とともに中国から伝わったものと思われる。しかし、昭和26年に千葉市検見川遺跡で、
ハス博士の「大賀一郎」東大農学部教授が縄文時代に咲いていた古代ハスを咲かせた「大賀ハス」があるのだから分からない。
若いハスの実は食用となる。ちょっと渋いが、淡泊な味である。ベトナムやタイではこれが街角の露店で販売されている。
茎から出る粘液で織物ができるようだ。もちろん地下茎はレンコンとして使われる。レンコンは地域の特産品として、
穴があいているので「見通しがよい」作物である。
12月に入って寒くなってからレンコン掘りが始まる。霞ヶ浦周辺では耕耘機の発動機につないだポンプの力で水流を発生させてそれで掘る。 この冬はことのほか寒かった。いくら金になるとは言え、胸までのウエーダーを履いての作業はきつそうだ。私は大きなものより、 二次分枝した芽がついている小振りのレンコンが好きだ。柔らかくみずみずしく生で食べられるからだ。蓮田にはサンショウモ、オオアカウキクサ、 ミズアオイ、ミズオオバコなどの絶滅危惧種が生えるから何かと足が向いてしまう。仏教とともに世界各地に広まった湛水を好む多年生の植物。 |
インデックスに戻る