イギリスの植物学者、昆虫学者がイタドリを食べる虫を集めに来たことがある。イギリスではイタドリが栄養繁殖するのを止める手段がないらしい。
私も一緒に虫を採集してあげたが、「一番いいのは春に新芽を人間が食べることです」といっておいた。まあ、食べ過ぎは禁物であるが。
それにしても原産地ではそれぞれの植物に多種多様な昆虫や植物病原菌が関わり、自然界のバランスの上に植物群落が成り立っているのだと思った。
東北では大型のオオイタドリ(Polygonum sachalinense)の方が多いかも知れない。高山草原ではオンタデ(Polygonum weyrichii var. alpinum)となる。
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オンタデとコマクサ
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