アネモネ属(Anemone



A.×hybrida

ハイブリダ
シュウメイギク


 シュウメイギクは、キク科ではなく、アネモネ属の植物で、秋にキクのように開花するところから秋明菊と命名されたといわれています。 中国及び日本の本州から九州に分布し、京都市の貴船に多く分布することから「キブネギク(貴船菊)」という別名も知られています。日本にはアネモネ属に属している植物として、 イチリンソウ、ニリンソウ、ハクサンイチゲなどがありますが、シュウメイギクは草丈が高いためか、他の種に比べてアネモネ属というイメージが薄いですね。

 英名は「Japanese anemone」で、Japaneseと言われているにもかかわらず、実は中国の原産で、かなり古い時期に日本にもたらされ、自生したとのことです。 その自生したシュウメイギクを海外に紹介したのは、17世紀に日本に滞在していたドイツ人の博士です。

 最初の交配種が作られたのは、イギリスであり、中国から導入したシュウメイギクとA.vitifoliaを交配したもので、現在日本でも販売されているのは、 この交配種が大半です。



本文に戻る