キンポウゲ亜科の花 |
アネモネは、キンポウゲ科の中でもキンポウゲ亜科の植物で、アネモネの仲間には、フクジュソウ、クレマチス、スハマソウ、オキナグサ、キンポウゲが入ります。
仲間どうしあまり似ていませんが、どれも春から夏の可憐な花として親しみを持てます。
今回は、アネモネを中心に、フクジュソウ、オキナグサも紹介します。クレマチスは、先に紹介しましたので、今回は除きました。 |
アネモネ属(Anemone) | フクジュソウ属(Adonis) | ||
ヘパティカ属(Hepatica) | オキナグサ属(Pulsatilla) | ||
各写真をクリックすると大きな画像が見られます。 |
アネモネ属(Anemone) |
★ プロフィール ★ アネモネは、約120種が世界の温帯地域、特にユーラシア大陸に多く分布する球根植物です。 Anemoneという属名は、ギリシャ語で「風」を意味する「anemos」に由来し、英名も、wind flowerです。これらの名前の由来は風に揺れてる可憐な花から、 と言いたいところですがそうではなく、アネモネの種が長い毛を持ち、風によって運ばれることに因んでいます。ちなみに、アネモネには花弁がありません。 可憐な花びらは、本当の花弁ではなく萼片が花弁状となったものなのです。 和名は、我が国に自生する種の一つをとってイチリンソウ属といいます。 アネモネは、最初、自生地の一つであるパレスチナから十字軍の土産としてヨーロッパに導入されました。その後、15〜18世紀にかけてイギリスとオランダで盛んに育種が行われ、 八重咲きなどの多くの品種が作り出されました。 |
← 私の花ともだちのトップへ ↑ ページの先頭へ戻る |
フクジュソウ属(Adonis アドニス) |
|||
★ プロフィール ★ 日本は最も早く春のを告げる花の一つは、フクジュソウでしょう。フクジュソウ属は、北半球、特にヨーロッパとアジアに20種が分布する一・二年草また多年草です。 Adonisという属名は、ギリシャ神話の美少年「Adonis」に因んでつけられました。英名は、全く違ってpheasant's-eye(雉の目)です。 今回は、1種だけですがご紹介します。 |
|||
|
|||
← 私の花ともだちのトップへ ↑ ページの先頭へ戻る |
ヘパティカ属(hepatica) |
|||
★ プロフィール ★ ヘパティカという名前は、馴染みがないでしょうが、ミスミソウ(三角草)、雪割草といえば、フクジュソウと同様に早春の花として有名ですね。 雪割草はミスミソウの別名です。北半球の温帯に10種だけ分布するという小家族の属です。 属名は、きれいな花からは想像できませんが、ラテン語の「肝臓」という意味の「hepar」に由来し、肝臓病の薬だと信じられていたところから付けられたそうです。 和名の属名は、ミスミソウ属で、葉が三角形であることから付けられました。 |
|||
|
|||
← 私の花ともだちのトップへ ↑ ページの先頭へ戻る |
オキナグサ属(Pulsatilla プルサティラ) |
★ プロフィール ★ オキナグサ属は、白毛のある果実の集まりを老人(翁)の頭に見立ててこの名前がつけられました。中国名の「白頭翁」も同じ発想からでしょう。 ただ、名前の由来の果実だけでなく、葉、花茎や花弁にも白色の長いシルクのような毛が覆っていて、和名のイメージとは違ってキンポウゲ科の中で最も美しい花と言われています。 ヨーロッパでは、イースターの頃から咲き始めるので、イースターフラワーの意味の「パルクフラワー」と呼ばれています。 日本で自生しているオキナグサ、ツクモグサを含め、北半球の温帯、亜寒帯に30種分布している多年草で、アルパイン・フラワーとして知られていましたが、 最近、ロックガーデンでも見かけるようになりました。 花の色は、日本のオキナグサの赤茶色の他、赤、紫、白、黄などがあります。 |
|
← 私の花ともだちのトップへ ↑ ページの先頭へ戻る