オニナラタケ

オニナラタケ

Armillaria ostoyae (Romagnesi) Herink in Hašek
(キシメジ科 ナラタケ属)

 一般には秋にトウヒ類、モミ類、ツガ類などの針葉樹の枯れ木上に群生する。亜高山帯の森林ではこれより早く夏の終わり頃から発生する。 別名ツバナラタケともいわれる。日本のナラタケの仲間は、これまではおおざっぱにまとめられていた。しかし、最近の研究では日本のナラタケ類は少なくとも9種あることが明らかにされている。

[特 徴]
 傘は初め中高のまんじゅう形で後にはほぼ平に開く。表面の色は淡褐色から淡赤褐色で、黒褐色の鱗片を多数つける。ひだはほとんど直生し、 初めクリーム色から淡褐色で後にはより白色にちかくなる。柄は傘とほぼ同色またはより淡色で、淡褐色の鱗片をつけ、明瞭なつばをもつ。 このつばの縁部には褐色の鱗片がつく。柄の基部は上部よりも太くなる。



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