クロチチダマシ

クロチチダマシ

Lactarius gerardii Peck
(ベニタケ科 チチタケ属)

 夏から秋にかけてブナ科の広葉樹とマツ類が混ざった林に発生する。きのこを傷つけた時に出る乳液は変色しない点でクロチチタケと区別できる。 クロチチダマシという和名からは、クロチチタケに縁がありそうな印象をうける。しかし、クロチチタケはヨーロッパで学名がつけられ、 クロチチダマシは北米で学名がつけられている。

[特 徴]
 傘は初めまんじゅう形で後には開いて中央部がややくぼむ。表面の色は暗黄褐色から暗褐色で放射状のしわがある。ひだは柄に水生し、並び方はあらく、 色は白色で縁部は黒褐色に縁どられることもある。柄は傘とほぼ同色で、上部には盛り上がった線状の紋様がある。乳液は白色で、変色性はない。



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