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つくば研究学園都市の中心部に「東雲」(しののめ)という大型レストランがあり、研究集会の懇親会などでよく利用されている。
さて、その庭石の上に鉄製の大きなカマドウマが何体も飾ってあり、かねて気になっていた。そこで社長にお会いして由来を尋ねたところ、
これは茨城県石岡市在住のインテリアデザイナー水野治郎氏の作品とわかった。さらには「気に入られたのなら一体差し上げます」との思いがけないお言葉!
一応は消極的に辞退した上で、あつかましくも玄関にあったサビの出ていない最高の状態のものをいただいた。
前・後脚の両端までが60cm。鉄板を溶接して黒く彩色した美しい作品である。微風でも全体が微妙に振動し、インテリアとしてよりも、
本来野外に置くのがふさわしい作品かも知れない。ただ、長い足、体長の5倍に達する触角、翅の欠如などの特長は、まさにカマドウマのものであるが、
モデルが本当にカマドウマかどうかは、まだ作者に直接伺う機会がなく、定かではない。
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