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2000年の春、シリーズでおなじみの河合省三氏がアメリカに家族旅行したとき、旅の初めにアリゾナ州メスキートのドライブインで採集して苦労して持ち歩き、
帰国後ぼくに贈られた感謝のオブジェである。銅製でこのほか、カット写真(写真・右下)の大型の蚊を含めての3点セット。いずれも腹面中央にネジ穴があり、長さ60cmの銅の棒が取り付けられるようになっている。
用途はカット写真のように、これを地面に差して庭を飾るガーデンクラフトであろう。1個15ドルだったという安価が信じられないほど、作りの良い手間をかけた造形である。
添付のラベルにはインド製とあるが、インドには虫のオブジェが極端に少なく、あるいはアメリカのメーカーが発注したインド製かもしれない。
いずれにしてもこれまで見たことがないタイプのオブジェである。価格から逆算すると、これを作ったインドの無名職人の収入がいささか気の毒に思える。
体長はバッタが22cm、テントウムシが14cm、カット写真の蚊は開張28cm。
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