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プロローグ
大雪赤岳の夏スキ−に誘われた。
スキ−を担ぎ、喘いで登った頂上付近は、雪解けの清冽な流れと名も知らぬ花々の饗宴で、私をそれまで知らなかった新鮮な世界に導いてくれた。
以来、心に風が吹くと花を見るために汽車に乗る。時に荒らされた山に腹を立て、時にうまくない自分の写真技術を嘆きながらポクポクと草原を歩いた。
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