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東根(ひがしね)の大ケヤキ



所在地:山形県東根市東根
指定の経緯:
 大正15年(1926) 10月20日天然記念物指定、昭和32年(1957) 9月11日地域指定・特別天然記念物指定(基準:植物(1))


東根の大ケヤキ
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 ケヤキは被子植物類ニレ科に属し、本州から四国・九州にかけて広く分布する。とくに東日本に多いが、近年枯れる巨樹が増えている。

 こうしたなかで、樹齢1,500年以上と推定されるこの大ケヤキは、南北朝時代の武将小田島長義が築いた東根城(小田島城)の本丸跡、 東根小学校の正面入口にたくましく立っている。

 根周り24mもあり、1.5m根上がりしていて根幹の境の周り16m、さらに1.5m上の幹周り12.6m。主幹は地上5.5mのところで直上部がなくなって、 東と西南の方向に大きく分岐し、それぞれがさらに枝分かれしている。枝張り東18m・西11m・南12m・北7m、樹高28mで、三階建の校舎をはるかにしのいでいる。

 昭和32年(1957)に指定された当時は樹高が35mあったらしい。そのころより小さくなっているものの、ケヤキでは日本一の巨樹で、樹勢も旺盛。


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