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杉の大スギ



所在地:高知県長岡郡大豊町
指定の経緯:
 大正13年(1924) 12月9日天然記念物指定、昭和27年(1952) 3月29日特別天然記念物指定(基準:植物(1))


杉の大スギ
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 JR土讃線大杉駅に近い八坂(やさか)神社の境内に、巨大な二株の「南大スギ」「北大スギ」がある。

 根元が合着しているところから「夫婦(めおと)スギ」とも、祭神が植林の神といわれる素戔鳴尊(すさのおのみこと)(須佐之男命)であるところから「神代(じんだい)スギ」ともよばれる。

 南大スギは根周り20m・幹周り15m・樹高57m(国内最高)、北大スギはそれぞれ16m・16.5m・56mで、両株とも天を突くように直立している。樹齢は2,000年説が有力。

 昭和29年(1954)と45年(1970)の台風による被害で、大枝が折損した。加えて落雷や老齢化で樹勢の衰えが見られるため、修復工事が行われている。

 昔から、受胎・安産・悪病除け・護身の霊験があらたかということで、樹皮が密かに剥ぎ取られることが多かったため、現在のような不整形になったともいわれる。

 以前の地名は「大杉村杉」。


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