つぼみの処理 |
新苗は翌年以降に立派な花を咲かせるために、1年目に出てくるつぼみは早めに摘み取るようにします。成木でも関東以南の地方では夏期のつぼみは摘み取ってやります。
大輪咲きのバラはわきから出るつぼみは摘み取りますが、中、小輪の品種はそのままにして房咲きにします。 |
ベイサルシュート の処理 |
株元から出る太い芽をべイサルシュー卜と言いますが、そのままにしておくと沢山の花がほうき状に咲いて樹を弱らせます。
これを防ぐために50cmほど伸びたら先端10cmを折ります。わき芽が再び伸びてきますから同様に折り取ります。これを秋まで繰り返すようにします。 |
夏の剪定 |
8月下旬から9月初めが夏の剪定の適期です。まず、枯れ枝や生育の悪い枝を切除します。次に夏までに伸びた枝の3分の1程度を、高さを整えながら切り戻すようにします。
仕上げは株全体のバランスを考えながら樹型を整えるように剪定します。 |
冬の剪定 |
2月の中旬が適期ですが、芽の伸び出す1ヶ月前までに剪定作業を終わるようにします。光や風通しを良くし、丈夫そうな5本前後の枝を盃状になるように整えることを念頭に置いて、
まず、枯れ枝、病気の枝、3年以上の古い枝、鉛筆よりも細い枝などを根元から切り取ります。次に、開花させる枝を切り詰めますが、切る位置は樹高が50cm程度で外側についている芽の5mm程上を斜めに切るようにします。 |