菊の栽培法 |
■菊の特性 ■培養土 ■発酵リンサン ■挿し芽育苗のこつ |
■水やりのコツ ■施肥のコツ ■開花期の調節 |
■主な病害虫とその防除法 ■キクの主な病気 ■おすすめの多目的殺菌剤 ■キクの主な害虫 ■おすすめの多目的殺虫剤 |
※各写真をクリックすると大きな画像をご覧になれます
■菊の特性菊はキク科の宿根草で、関東以西では露地で越冬できるほど丈夫です。趣味栽培のほとんどは秋咲きで、品種によって多少違いますが日長が13時間以下になると花芽分化し、12〜15日後に蕾が見え、 それから50日位で満開になります。 |
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■培養土菊は弱酸性〜中性で肥沃な、排水・通気が良く、水保ち・肥料保ちの良い土で良く育ちます。しかし、天然にこれだけ沢山の条件を備えた土はないので調合しなければなりませんが、 菊の出来は土で決まると言っても過言ではありません。腐葉土40,牛ふん堆肥10,赤玉土30,発酵燐酸10,くん炭10を良く混ぜ合わせ湿らせて10日以上置いてなじませれば満点です。 |
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■発酵リンサンリンサンは花の肥料と言われますが、生長期でも重要な働きをしますので、より吸収されやすいように加工し、同時に有用微生物を大量に補給するものです。バットグアノ(またはヨウリン)2kg、米ヌカ5kg、ピートモス2kg、牛ふん堆肥10kg、赤玉土60kg、バイムフード(または発酵菌)1kg、 砂糖400gを溶かした水10リットルを混合して発酵させ、3回切り返して完成です。4月だと1週間でできます。 |
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■挿し芽育苗のコツ挿し穂は、開いた葉を4枚つけて芯芽を切り、一番下の葉を切って写真のような手順で水揚げしダンゴ挿しにします。晴れた日の夕方、底につくように挿して、ジョロでたっぷり水をかけたら、その後10日位、水をかけないのがコツです。 根が2cm位になった頃が鉢上げ適期ですが、シフイーポット挿しは根がポットの外に沢山出てきてからの方が良く育ちます。 |
茎の直径5mm位、勢いがよいと葉が水平より上向きになっています。
挿し芽箱に中仕切りをすると揃って発根が早くなります。 |
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■水やりのコツ水はたっぷりかけ、表面の土が乾いて白っぽくなるまで待って次の水をやるのがコツで、少しずつ何回もやったり、湿っているのに水をやるのは根ぐされのもとです。8月末までは水をひかえて乾き気味に育て、9月に入ったらたっぷりかけるようにします。花が7分咲きになると吸水量が減ってきますので、 以降は水をひかえた方が花型が良く、花保ちも良くなります。 |
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■施肥のコツ鉢上げ後10日位たって苗が十分活着してから最初の乾燥肥料を5号鉢に小サジ2杯やり、8月15日頃までは乾燥肥料の追肥主体で育て、 8月下旬から9月上旬に液肥をどんどんやると巨大輪になります。9月中旬からはほとんどNのない、PK液肥で調整しますが、蕾の甘皮が破れる頃と、 花弁が3本位倒れた開化はじめの頃に、花肥用液肥を与えると花を大きくする効果が大です。 |
早く発見してキクヨウ(植物活力剤)か硫酸マグネシウムを葉面散布すると止まります。 |
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■開花期の調節開花を早くするにはシルバーフィルム等で暗くするシェード処理をして花芽分化を早めますが、数日早めるには蕾の小さい頃にシェードしてもよく、 いずれも日長を11時間位にするのが最も効果があります。逆に開花を遅くするためには、夜0時頃から2時間電照して花芽分化させない方法が普通ですが、数日遅くするには蕾の小さい頃に日没から2時間、 3〜5日電照します。 |
この中に鉢を入れたり出したりします。 |
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■主な病害虫とその防除法表のように、いろいろな害虫がいますが大輪が弱く、小輪は丈夫で中輪はその中間です。いずれの場合も、発生してからの薬剤散布では不十分ですので、 日光に良く当て風 通しを良くし、チッソ過剰にしないよう元気に育てて予防防除につとめます。また、同一薬剤をくり返して使用すると抵抗性がつきやすいので、何種類かの薬を用意して交互に使用することが大切です。 |
■キクの主な病気 |
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■おすすめの多目的殺菌剤 |
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■キクの主な害虫 |
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■おすすめの多目的殺虫剤 |
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