大菊は、花の直径が18cm以上のもので、花型によって「厚物」、「管物」、「広物」に分けます。
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更に「厚物」、「厚走り」、「大掴み」に分かれます。
厚物 |
数百枚の花弁が花芯の中央一点に向けて鱗状に整然と高く盛り上がったものが良い花です。 |
厚走り |
厚物の花の下に袋状の真っ直ぐ長い走り弁が放射状に付いたものが良い花で、より大きく見えます。 |
大掴み |
奥州地方で発達したので奥州菊とも呼ばれます。花の上部が両手でぎゅっと掴んだような形に何段にも豪快に盛り上がり、外側の走り弁は太くたくましく垂れ下がって咲くものが良い花です。 |
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管状の花弁が長く真っ直ぐ伸びて、花弁の先は小さく固く玉巻き状となり、花芯の部分はカップ状か茶筅状になったものが良い花です。
管の大きさで「太管」、「間管」、「細管」に分けます。 |
一重咲きの「一文字」と八重咲きの「美濃菊」があります。
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一文字 |
明治元年(1868)から皇室の紋章になったので、御紋章菊とも呼ばれます。花弁の大きさが揃い、幅広でしわの少ないものが良い花です。 |
美濃菊 |
美濃地方で発達したもので、幅広花弁の八重咲きです。花芯を包む三角の帆立弁が整然と並んだものが良い花です。 |
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一文字 |
美濃菊 |
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